蜜蝋クレヨン

昔書いたブログから引用

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0歳児はまだお絵描きするという意識はないようで、
クレヨンや鉛筆などを手に持ち
描く真似をするくらいです。
筆圧も加減ができないし、何しろその行為がなんなのかもイマイチよくわかってないからです。
大人が字を書いたり絵を描くのをみているので、それを真似してみるんですね。
子どもはなんでも見て真似します。
真似することが、楽しい遊びで、
描くことが、楽しい遊びなわけではないのです。

それがいつから、自分で絵を描く、という目的に繋がるのでしょうか?
ちょっと哲学的な話になってしまいますが、食べるとか、乳を飲むとか、もともと生物学的に持ち得る能力と、
大人の真似をして、手を叩くとか、リズムにのるとか、音や動きを楽しむ遊び、と
そういう遊びからくる行動と
「絵を描く」という行動には少し差があるように思えます。
いや、最初は思っていました。
絵を描くためには、その対象物や思考の元になるものが必要ではないか、と。
しかし、子どもがクレヨンに手を伸ばして、キャンパスに色を叩きつける姿をみていると、「絵を描く」はその時すでに始まっていて、絵を描く行為は永遠に遊びである、ということに気づかされました。
遊び、というと語弊があるかもしれないですが、
クレヨンを紙に押し付けると色がつく。
きれいな色がたくさん溢れて
さらにお母さんが描くと大好きな動物やお花が現れる!なんて不思議なんだろう!
と、おそらくこんなかんじで子どもの絵を描く遊びは広がっていくのだと思うのです。


さて、0歳児のはじめてのお絵描きに選んだクレヨンは蜜蝋クレヨン。

子どもが口にいれても安全で、
しかも描いてて手が汚れない。すなわち、周りにあるいろんなものが汚れない。
さらに、溶かしたり、けずったり、重ねたり、とさまざまな表現ができるので
長い時間楽しめそう。
かつ、四角い形のものを選んだので0歳児の小さな手にはちょうど良いフィット感。
そんなわけで、写真のような蜜蝋クレヨンを選びました。
娘は早速、手に持って遊びはじめました。
さながら、積み木のような感覚で
紙に叩きつけたり、横にスリスリしてみたりしたあと、ポイっと投げて遊んでいました。

いつか、"絵を描く"ようになるのでしょうか……


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2013.4.9. 娘0歳11ヶ月

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